「今日も欠品が出た…Excelの在庫管理に限界を感じる」
「最近よく聞く在庫管理システムって、実際どうなの?うちの社員にも使いこなせるかなあ…」
Excelや紙の在庫管理を行っていると、欠品や在庫過多などのトラブルは尽きません。それを防ぐためのダブルチェックなども、在庫管理業務にあたっている社員の工数を圧迫する要因となっています。
こうした課題を解決するために、あなたは今、在庫管理システムの導入について検討し始めたのですよね。
在庫管理システムとは、会社の商品や資材などの在庫情報を的確に把握し、管理するためのツールです。
在庫管理システムは、主に以下6つの機能を持ちます。
システムを活用することで、従来の管理方法にありがちな、以下の問題を解決できます。
- 人的ミスが多い
- 欠品が多発する
- 作業効率が悪く、煩雑な工程が多い
- 属人的な業務となっている
- 人によって作業方法が違う
- 人手不足が恒常化している
- 余剰在庫がスペースを圧迫している
しかし、システムの導入にはデメリットもあります。
- 導入・運用にコスト負担がかかる
- 導入に時間と手間がかかる
- 導入に伴い社内の体制を整える必要がある
在庫管理システムにまつわる不安を解消して、自社の在庫管理の最適化に踏み切るためにも、
この記事では、在庫管理システムについて、基本的なところから代表的な製品までを、わかりやすく解説していきます。
この記事を読むと分かること |
---|
|
この記事を読み進めていく中で、自社にシステムを導入すべきかの判断がつけられるでしょう。
さらには、導入までに踏むべき5つのステップと、種類別の代表的な製品も紹介しているので、システム選びの参考にもなります。
在庫管理システムに興味がある方の指南書となる記事です。ぜひご一読ください。
目次
1. 在庫管理システムとは
在庫管理システムとは、会社の商品や資材などの在庫情報を的確に把握し、管理するためのツールです。
従来、在庫管理は、紙やExcelなどの簡単なツールで管理するのが主流でした。しかし、紙やExcelによる管理では、以下のような問題が発生することがよくありました。
- 人的ミスが多い
- 欠品が多発する
- 作業効率が悪く、煩雑な工程が多い
- 属人的な業務となっている
- 人によって作業方法が違う
- 人手不足が恒常化している
- 余剰在庫がスペースを圧迫している
在庫管理システムを導入すると、従来のような人の手による作業ではなく、取り込んだ情報をリアルタイムでデータ化・共有することができるようになります。
結果として、上記のようなヒューマンエラーが原因の問題解決や業務効率の改善が期待できるでしょう。
また、近年、現場の人手不足の解消を目的としたシステム導入が推進されており、国や自治体による補助金や助成金が、多数設けられています。
例えば、「IT導入補助金」では、在庫管理システムの導入にかかる費用の1/2以内、1システム当たり5~150万円(上限)の補助を受けることができます。
出典:IT導入補助金
※2024年度の募集は終了しています。
このような補助金や助成金が多数設けられていることからも、社会全体がシステム化に寄せている、関心や期待の高さが分かります。
今後、さまざまな業界や分野で、システム化の流れは加速していくでしょう。
時代の流れに乗り遅れないためにも、早い段階で在庫管理システム導入の検討をおすすめします。
2. 在庫管理システムの主な6つの機能
ここからは、在庫管理システムの主な機能について、解説していきます。
在庫管理システムの主な機能は、以下の6つです。
(1)物品登録
(2)在庫確認
(3)入出庫管理(返品管理)
(4)検品
(5)棚卸し
(6)データ抽出・分析
ここからは、6つの機能について、1つずつくわしく見ていきましょう。
2-1. 物品登録
1つ目の機能は、物品登録です。
最近の在庫管理システムでは、物品名と保管場所だけでなく、以下のような内容の登録もできます。
登録できる情報(例)※在庫管理システムによって登録できる情報は異なります。 |
---|
|
登録方法も、手入力だけでなく、以下のようにさまざまな選択肢が増えつつあり、便利になっています。
登録方法(例)※在庫管理システムによって登録方法は異なります。 |
---|
|
2-2. 在庫確認
2つ目の機能は、在庫確認です。
システムを活用した在庫確認では、リアルタイムで現在の物品の在庫状況を把握することが可能です。どの物品がどれだけ、どのような状況で保管されているかを、網羅的に確認できます。
一覧を見ることができるほか、製品ごと、保管場所ごとにフィルターをかけたり、特定のキーワードを使った検索も可能なため、従来のExcelやスプレッドシートでの管理より、必要なデータをすぐに見られるようになります。
倉庫の規模感に関わらず、必要なタイミングで必要なデータを得ることができるため、最短工数で在庫確認を実現できます。
2-3. 入出庫管理(返品管理)
3つ目の機能は、入出庫管理です。
在庫管理システムを使うことで、入出庫が行われると同時に在庫管理データの更新が自動で行われるため、スタッフ間でリアルタイムのデータを共有できます。
システムによっては、入庫データからは「発注書」を、出庫データからは「納品書」を、ファイルとして自動出力できる機能が使える場合もあります。
手続きが煩雑で、属人的な対応になりがちな返品管理も、システムを使うことで修正が簡単になり、人的ミスの解消が期待できるでしょう。
2-4. 検品
4つ目の機能は、日常的に行う検品作業です。
検品作業の際に、ハンディターミナルやタブレット、スマホなどの端末で物品のバーコードやQRコードを読み込むことで、システムに検品データが即時反映されます。
伝票の数量と実際の数量に誤りがないか、その場で確認でき、Wチェックも簡単に行えるため、人的ミスを減らせるでしょう。
2-5. 棚卸し
5つ目の機能は、棚卸しです。
棚卸しも、検品作業と同じように、ハンディターミナルやスマホなどの端末で、バーコードやQRコードを読み取るだけで完了します。
システム上の在庫数と、倉庫内の物品数が一致するかどうかは、システムが自動的にチェックしてくれるので、いちいち面倒な計算は必要ありません。
従来のように倉庫内の全物品を、一度に棚卸ししなくても、物品ごと、保管場所やエリアごとなど、一部分のみの棚卸しも簡単に実行できるので、日常的に少人数で棚卸しの作業を進められます。
膨大な人手や時間を必要とする棚卸しの作業でも、工数や人的コストの削減を実現できるでしょう。
2-6. データ抽出・分析
6つ目の機能は、データ抽出・分析です。
在庫管理システムを使うことで、日常的な在庫の状況や入出庫の実態が、システムにデータとして蓄積・保存されていきます。
蓄積データの分析は自動で行われ、欠品や過剰在庫を予防するだけでなく、物品の売上の好不調から、今後の仕入れや受注数の予測も可能です。
また、さまざまな条件を入力するだけで、数値はもちろん、表やグラフなどの形でデータ抽出して、Excelデータや紙で出力できるため、プレゼンや営業に使える資料がすぐに用意できます。
これらの機能は、在庫管理のみならず、マーケティング戦略にも活用できるでしょう。
3. 在庫管理の種類は「パッケージ型」「クラウド型」「オンプレミス型」3つ
在庫管理システムには、主に以下の3種類があります。
- パッケージ型…販売されているソフトを、PCにインストールして使う
- クラウド型…インターネット上のシステムを、契約して使う
- オンプレミス型…自社のサーバー上に、システムを構築する
以下の表は、3つのタイプの項目ごとの特徴をまとめたものです。
在庫管理システム 種類別比較表 | |||
パッケージ型 | クラウド型 | オンプレミス型 | |
導入・運用コスト | 安い | 比較的安い | 非常に高い |
導入・運用にかかる 時間や手間 | 比較的かかりにくい | あまりかからない | 非常にかかる |
アクセス性 | 悪い | 良い | まあまあ |
カスタマイズ性 | なし | サービスによる | 非常に高い |
セキュリティ | 比較的高い | やや低い | 非常に高い |
【パッケージ型の特徴】
◯ 導入・運用にかかるコストや時間、手間が比較的少なく、気軽な導入が可能
✖ 一台のPC端末にインストールして使う形式のため、アクセス性とカスタマイズ性が低い
【クラウド型】
◯ プランを契約するだけで済み、導入・運用にかかるコストや、時間、手間は少ない
✖ サービスによって機能に差があり、インターネットを経由するため、他二つと比べてセキュリティ性が低い
【オンプレミス型】
◯ カスタマイズ性が抜群に高く、セキュリティ性も確実
✖ 導入・運用にかかるコストや時間、手間が多い
3種類それぞれに特徴が異なり、一長一短であることが分かります。
在庫管理システムを導入する際は、自社の在庫管理ではどのような機能が必要か、在庫管理の何を改善したいのか、といった点を踏まえて選ぶ必要があります。
4. 在庫管理システムを導入する4つのメリット
次に、在庫管理システムの導入によるメリットを紹介します。
今回紹介するのは、以下4つのメリットです。
(1)人的ミスを減らせる
(2)欠品や余剰在庫がなくなる
(3)業務の効率化・標準化ができる
(4)コスト削減につながる
在庫管理システムの導入で、自社にどんなメリットがあるか、考えながら読んでみてくださいね。
4-1. 人的ミスを減らせる
1つ目のメリットは、人的ミスを減らせる点です。
在庫管理システムでは、ハンディターミナルやスマホなどの端末を使って、自動で物品情報の入力を行うため、人的ミスが起こりづらい仕組みになっています。
従来のように、在庫管理を紙やExcelなどの表計算で行う場合、在庫の入出庫や返品、移動のたびに、手書きや手入力での記録が必要でした。
帳簿や伝票の記入、あるいは検品も、人の目と手で行うと、どうしてもミスの発生を防ぎきれません。
しかし、在庫管理システムを使えば、手書きや手入力での記録は不要となり、検品の際の確認もハンディターミナルやスマホなどで、端末に直接反映させられるようになります。
システムの活用により、人的ミスを減らすことが可能となるでしょう。
4-2. 欠品や余剰在庫がなくなる
2つ目のメリットは、欠品や余剰在庫がなくなる点です。
在庫管理システムを使うと、在庫の可視化(見える化)ができ、物品それぞれのロケーションや、数量を、リアルタイムで把握できます。
その結果、適正な在庫数の維持、安定が可能となります。欠品や納品の遅れが減り、顧客の注文に応じた供給が即座に行えるようになるため、機会損失を最小限に抑えられるでしょう。
また、欠品を防ぐ目的で抱えていた過剰在庫を見直す機会ともなり、在庫にかけていたコストや、在庫の占めるスペースの有効活用にもつながります。
売り上げ増加とムダの削減への効果が大きければ、「4-4.コスト削減につながる」のように、キャッシュフロー改善に貢献する可能性も高まるでしょう。
4-3. 業務の効率化・標準化ができる
3つ目のメリットは、業務の効率化・標準化ができる点です。
在庫管理システムを使うことで、管理方法や作業工程も可視化(見える化)できるようになり、簡単で手軽な方法で、誰もが在庫管理に携わることができるようになるでしょう。
元々、在庫管理は、紙やExcelなどの簡単なツールで行われるのが基本でした。しかし、これらの手法だと、在庫の入力や記録、修正など、細かな作業がいくつも必要で、煩雑な工程を踏む必要があります。
煩雑な管理方法や作業工程を把握するのは難しく、結果として、在庫管理は担当者だけの、属人的な作業となってしまう傾向にありました。
しかし、在庫管理を、煩雑で属人的な業務のままにしておくと、以下のような問題につながります。
- 担当者しか在庫を把握できていない
- 担当者にしか在庫が動かせない
- 担当者を変えることが難しい
- 業務の評価がしにくい
- 担当者1人に負担が偏る
- ミスや不正が起きやすくなる
在庫管理を行う部署がブラックボックス化してしまい、結果として会社の不利益につながりやすい現実がありました。
これらの問題は、在庫管理システムの導入で、全て解消できます。
在庫管理が効率的で理解しやすい作業となるため、社内全体で在庫管理の方法や工程を共有しやすくなり、在庫管理が属人的な業務ではなくなるでしょう。
4-4. コスト削減につながる
4つ目のメリットは、コスト削減につながる点です。
コスト削減になるポイントは、主に以下の4つです。
- 在庫管理にかかる業務量・時間が減らせる
- 在庫管理専門の担当者を置く必要がなくなる
- 過剰在庫のためのスペースが不要となる
- 不良在庫が減らせる
在庫管理システムの導入で在庫管理が効率化すると、在庫管理にかけていた業務量や時間を減らすことができ、在庫管理のためだけに置いていた担当者を置く必要もなくなります。
さらに、過剰在庫や不良在庫を持たずに済むようになるため、余分な在庫の維持管理にかける手間やコストも削減できます。
これまで在庫管理にかけてきた、余計なコストをかけずに済むようになり、キャッシュフロー改善にも一役買う可能性があります。
5. 在庫管理システムを導入する3つのデメリット
ここまで、在庫管理システムを導入した際のメリットを紹介してきました。
確かに、在庫管理システムは便利なツールですが、一方で導入には、デメリットもあります。
以下に挙げる、導入のデメリットがあることは、覚悟しておきましょう。
(1)導入・運用にコストがかかる
(2)導入に時間と手間がかかる
(3)導入に伴い社内体制を整える必要がある
ここからは上記3つのデメリットについて、1つずつ解説していきます。
5-1. 導入・運用にコストがかかる
1つ目のデメリットは、システムの導入や運用にはコスト負担が必要だという点です。
コストはシステムの種類や製品によって異なりますが、相場は以下の通りです。
在庫管理システム 導入・運用コストの相場 | ||
システムの種類 | 導入コスト | 運用コスト |
パッケージ型 | 約2,000円〜数万円 | 基本0円 |
クラウド型 | 0円〜約10万円 | 数千円〜約5万円/月 |
オンプレミス型 | 約300万円〜 | 約10万円〜/月 |
最もコストの安いパッケージ型の場合、数千円~数万円程度のコストで、システムの導入が可能です。
最近主流となりつつあるクラウド型では、導入コストは高くても10万円程度ですが、月々の数千円~数万円程度の契約料が、運用コストとして必要です。
一方、自社開発を行うオンプレミス型では、導入に大体300万円、運用には年間約10万円以上のコストがかかります。
どの種類、製品を使うとしても、システムを導入する以上、いずれかのタイミングでコスト負担が発生するため、必ず予算を確保する必要がある点は、あらかじめ念頭に置いておきましょう。
5-2. 導入に時間と手間がかかる
2つ目のデメリットは、導入に時間と手間がかかる点です。
種類や製品によっても異なりますが、以下の表にある程度の時間は想定しておくべきでしょう。
在庫管理システム 導入にかかる期間の目安 | |
システムの種類 | 導入にかかる時間 |
パッケージ型 | 1日〜数日 |
クラウド型 | 1日〜数週間 |
オンプレミス型 | 最短1ヶ月〜 |
ソフト買い切りのパッケージ型や、ネット経由のサービスを契約するクラウド型では、最短1日で導入が完了します。しかしそれでも実際に運用を開始するまでの設定やカスタマイズに、数日~数週間ほどの時間がかかる可能性があります。
システムの開発を行うオンプレミス型の場合には、最低でも大体1ヶ月、基本的には3ヶ月~半年程度の時間がかかることを覚悟しておいた方がいいでしょう。
開発を伴うシステム導入には、大きな手間もかかるため、人手も必要です。
開発を行う場合、システム開発をする契約先の会社と交渉して、話を進めていかなければなりません。従来の在庫管理の担当者だけでなく、システムに強い人材を追加する必要が出てくる可能性もあります。
5-3. 導入に伴い社内体制を整える必要がある
3つ目のデメリットは、導入によって社内体制の変更や整備が必要となる点です。
具体的には、以下のような体制をとる必要があるでしょう。
- 業務マニュアルの変更や作成
- 人員体制、配置の変更
- 社員研修やトレーニング
システムを導入すると、これまでとは業務のやり方や手順が変わるので、マニュアルを変更したり、新たに作成したりする必要があります。
また、システムをしっかり活用するためには、社員研修やトレーニングも欠かせません。
これらの業務を行う人員を確保する必要もあり、社内リソースが不足している場合は一時的に負担が増えてしまう恐れがあります。
6. 在庫管理に1つでも問題があるならシステム化を検討しよう
ここまで、在庫管理システムの機能や、メリット・デメリットを紹介してきました。
では、具体的に、どのような会社が在庫管理システムを導入すべきなのでしょうか。
結論から言うと、在庫管理に関する問題が1つでもあるなら、システム化の検討がおすすめです。
なぜなら、在庫管理に関する、たった1つの問題を解決できるだけでも、会社の利益につながる可能性が大いに見込めるからです。
在庫管理に関する問題としては、以下のようなものがあげられます。
- 人的ミスが多い・欠品が多発している
- 作業の効率が悪く、煩雑な工程が多い
- 属人的な業務となっている
- 人によって作業方法が異なる
- 人手不足が恒常化している
- 余剰在庫がスペースを圧迫している
在庫管理に問題があるということは、会社の貴重な資源を無駄に使っているということです。
在庫管理システムを活用すれば、以下の資源を、もっと有効に使えるようになります。
- 在庫となる製品や商品、物品などのモノ
- 在庫を置くスペース
- 業務に携わるヒト
システムの導入で、在庫の対象にあたるモノの流れがよくなり、欠品などのミスが減らせます。ミスによって抱えていた、無駄な在庫を置いていたスペースも不要になります。
さらには、業務に携わっていたヒトが、これまでにかけていた手間や時間も削減できるのです。
これらの資源を有効に使えるようになれば、会社のコスト削減、引いては利益向上も見込めます。
もしたった1つでも、在庫管理に課題があるのであれば、システムの導入をすべきでしょう。
7. 在庫管理システムを導入する5つのステップ
ここまでを読んで、「自社にも在庫管理が必要かも…!」と思われた方は、在庫管理システムを導入する5つのステップを押さえておきましょう。
ここからは、実際に在庫管理システムを導入する場合、どのような手順で導入を進めていくのかを、システムの種類別に解説していきます。
以下に示すのは、システム導入までの流れを表した図です。
どんなシステムを導入する場合も、まずは自社の課題を整理するところから始めなければなりません。
ここからは、実際の手順に沿って、工程を1つずつ見ていきましょう。
7-1. 【STEP1】自社の在庫管理の現状をまとめる
最初にすべきことは、自社の在庫管理の状況を確認することです。
具体的には、以下のような内容をまとめます。
- 在庫の対象と数量
- 倉庫の規模や設備
- 現在の在庫管理の方法
- 現在の在庫管理の手順
- 在庫管理の担当者と各業務
日常的に使っている在庫管理のマニュアルがある場合には、それをまとめ直す形にすると、現在の在庫管理の状況を把握しやすいでしょう。
特に、現在の在庫管理の手順と、そこで発生する業務の流れについては、フロー図(ポンチ絵)などで具体的に細かくまとめておくと、自社の課題や目的が明確化させやすくなります。
在庫管理の現状把握が、システム導入の第一歩となるでしょう。
7-2. 【STEP2】自社の課題を整理する
自社の在庫管理の現状が把握できたら、次に、自社の抱える在庫管理の課題の棚卸しをしましょう。
自社の課題をしっかり明確化することで、システム導入の失敗を防げます。
在庫管理の課題としては、以下のような例があります。
- 数量などの在庫情報にミスが多い
- 欠品が多い
- 余剰在庫が倉庫を圧迫している
- 物品のピッキングに、時間がかかり過ぎている
- 在庫管理の業務が、属人的になっている
- 担当者によって、業務の取り組み方や理解度が異なる
- 管理方法が複雑で、社内全体で共有できない
自社にどんな課題があるかによって、選ぶべきシステムの種類や製品は異なります。
だからこそ、課題を見える化することが大切なのです。
課題を整理したら、システム導入にあたっての要望も整理しよう! |
「7-2. 【STEP2】自社の課題を整理する」で自社の課題を明確化できたら、合わせてシステム導入の要望やにニーズも取りまとめましょう。 システムへの要望としては、以下のような例が考えられます。
課題と要望を整理することで、自社が選ぶべきシステムの指針を持つことができるでしょう。 |
7-3. 【STEP3】予算と期間を確認する
次に予算と期間の確認をしましょう。
予算を決めるには、まず在庫管理システムにかかる費用相場を知っておく必要があります。
コストはシステムの種類や製品によって異なりますが、相場は以下の通りです。
在庫管理システム 導入・運用コストの相場 | ||
システムの種類 | 導入コスト | 運用コスト |
パッケージ型 | 約2,000円〜数万円 | 基本0円 |
クラウド型 | 0円〜約10万円 | 数千円〜約5万円/月 |
オンプレミス型 | 約300万円〜 | 約10万円〜/月 |
相場感を踏まえたうえで、どのくらいの予算がかけられそうか、役員や経理担当者と、事前に相談しておくとよいでしょう。
また、システム導入完了までにかけられる時間やタイミングも、ある程度明確にしておくと、システム導入の話をより具体的に考えることができます。
最低でも以下の時間がかかるということは、念頭に置いておきましょう。
在庫管理システム 導入にかかる期間の目安 | |
システムの種類 | 導入にかかる時間 |
パッケージ型 | 1日〜数日 |
クラウド型 | 1日〜数週間 |
オンプレミス型 | 最短1ヶ月〜 |
7-4. 【STEP4】在庫管理システムの種類を決める
自社の現状や課題、システムへの要望、予算や納期がまとまったら、具体的にシステムを選択する段階に入ります。
まずは在庫管理システムの種類を決めましょう。
前述した通り、システムには主に以下の3種類があります。
- パッケージ型…販売されているソフトを、PCにインストールして使う
- クラウド型…インターネット上のシステムを、契約して使う
- オンプレミス型…自社のサーバー上に、システムを構築する
以下の表は、それぞれの特徴を比較したものです。
在庫管理システム 種類別比較表 | |||
パッケージ型 | クラウド型 | オンプレミス型 | |
導入・運用コスト | 安い | 比較的安い | 非常に高い |
導入・運用にかかる 時間や手間 | 比較的かかりにくい | あまりかからない | 非常にかかる |
アクセス性 | 悪い | 良い | まあまあ |
カスタマイズ性 | なし | サービスによる | 非常に高い |
セキュリティ | 比較的高い | やや低い | 非常に高い |
自社ではどの項目を重視すべきか、よく見極めましょう。
コストや手間を重視するのか、自社に合ったシステムであることを重視するのか、選ぶポイントは、会社によって異なります。
ただし、「確実に失敗しない、自社にぴったりの在庫管理システム」を導入したいなら、カスタマイズ性を重視するのがおすすめです。
ここからは、各種類ごとに、おすすめの製品も紹介していきます。
ご自身が選ぼうと考えた種類ごとのリンクから、各章の解説をご確認ください。
パッケージ型を選ぶ方 ⇒「7-5.【STEP5】パッケージ型|製品を選ぶ」
クラウド型を選ぶ方 ⇒「7-6.【STEP6】クラウド型|サービスを選ぶ」
オンプレミス型を選ぶ方 ⇒「7-7.【STEP7】オンプレミス型|システム開発会社を選ぶ」
7-5. 【STEP5】パッケージ型|製品を選ぶ
「7-4.【STEP4】在庫管理システムの種類を決める」で、パッケージ型を選んだ場合、ここで実際に製品(ソフト)を選ぶことになります。
とはいえパッケージ型は、製品数自体がかなり少ない傾向にあります。パッケージ型は、従来、在庫管理システムの主流でしたが、現在はクラウド型に押されつつあるからです。
比較できる製品数が少ないので、シンプルなポイントで比べるだけで、自ずと使うべき製品を選べるでしょう。
パッケージ型を選ぶポイントは以下2点です。
- 価格帯
- 特徴
パッケージ型の在庫管理システムの価格帯は、おおよそ以下の2区分あり、それぞれ特徴が異なります。
パッケージ型の在庫管理システム 価格帯別の特徴 | ||
価格帯 | 約3,000〜3万円 | 約10万円〜 |
特徴 | ・シンプルな機能 ・買い切りが多い | ・豊富な機能 ・追加オプションあり |
パッケージ型の代表的な製品として、「かるがるできる在庫24」と「在庫らくだプロ24」があります。
出典: BSLシステム研究所「在庫管理ソフト「在庫らくだ」「かるがるできる在庫」」
「かるがるできる在庫24」と「在庫らくだプロ24」は、業務ソフトを手がける「株式会社BSL研究所」による、在庫管理ソフトです。
以下はそれぞれの概要をまとめた表です。
製品名 | かるがるできる在庫24 | 在庫らくだプロ24 |
価格 | 4,180円(税込) | 21,780円(税込) |
機能 | ・在庫確認表 ・入出庫帳(伝票) ・発注点切れ/在庫切れ警告 ・単品分析/適正在庫分析 ・棚卸処理 ・在庫推移表 ・商品別集計 ・相手先別集計 ・インポート/エクスポート ・タグ管理(最大20件) | ・かるがるできる在庫24の機能 + ・保管場所別管理 ・ロット別管理 ・発注計画管理 ・出庫ランキング ・在庫推移グラフ |
参考:BSLシステム研究所「製品比較 – 「在庫らくだ」「かるがるできる在庫」」
「かるがるできる在庫24」は価格が5,000円以内と、パッケージ型の中でも最安値のソフトです。一方の「在庫らくだプロ24」は、価格が2万円程度ですが、その分機能が充実しています。
最も大きな違いは、「かるがるできる在庫24」が1つの倉庫(データファイル1件のみ)にしか対応していないのに対して、「在庫らくだプロ24」では、複数の倉庫がある場合にも無制限で対応できる点です。
「在庫らくだプロ24」では、より詳細なデータ分析も可能です。
7-6. 【STEP6】クラウド型|サービスを選ぶ
「7-4.【STEP4】在庫管理システムの種類を決める」で、クラウド型を選んだ場合、ここで実際にサービスやプランを選ぶことになります。
近年、在庫管理システムの主流となっているクラウド型には、在庫管理機能だけではなく、物流全体の管理や販売管理機能が付随したタイプなど、多種多様なシステムがあります。
本当にたくさんのサービス・プランがあるので、どれを選べばいいのか、迷ってしまうかもしれません。
クラウド型を選ぶときの最も重視すべきポイントは、「自社に合うシステムかどうか」です。
以下3点について、自社に合うシステムかどうか判断しましょう。
- 業種や業態…自社の分野、業種、業態、扱っている物品など
- 規模や設備…倉庫の規模や数など
- 管理方法…バーコードやQRコード、REIDタグ ⇔ ハンディターミナル、タブレット、スマホなど
「7-1.自社の在庫管理の現状をまとめる」で把握した内容も参考にして、検討してみるとよいでしょう。
ここからは、クラウド型の在庫管理システムを3つ紹介します。
自社に合いそうなサービスはどれか、考えながら読んでみてくださいね。
7-6-1. ロジクラ|シンプル機能で低コスト!初心者向け在庫管理システム
出典:ロジクラ
ロジクラは、シンプルな機能性が低コストで使え、初めてでも導入しやすい在庫管理システムです。
ロジクラの大きな特徴は、スマホのアプリで検品等の作業を行えるところです。新たにハンディターミナルを導入する必要がなく、システム導入時のコスト削減につながります。
在庫管理業務は煩雑な作業の連続ですが、ロジクラを導入すると、以下のような効率化が可能です。
【発注~入庫まで】
出典:ロジクラ
【受注~出庫まで】
出典:ロジクラ
料金プランは「Lite」「Premium」「Enterprise」の3つあり、基本的な機能を備えたLiteプランであれば、月額14,080円(税込み・年契約)から利用できます。
出典:ロジクラ「料金プラン」
14日間の無料トライアルと、30分の無料相談も受け付けています。
ロジクラのサービスが気になる方は、まずは相談やトライアルから始めてみてはいかがでしょうか。
7-6-2. クラウドトーマス|物流のプロによるWMS(倉庫管理システム)
出典:クラウドトーマス
クラウドトーマスは、物流のアウトソーシング企業「関通」の手がけるWMS(倉庫管理システム)です。
全国21拠点、総面積約91,200坪の物流センターで、年間1,200万個以上の荷物を扱う「関通」が、現場での経験を元に作り上げてきたシステムなので、物流全体の改善を目指せますよ。
シンプルなシステムと比べると、選択肢が豊富で、サポート体制も手厚く整えられています。
例えば、現場の規模によって、2つのシステムが選べます。
出典:クラウドトーマス「THOMASとは 」
各業種に特化した機能を備えたシステムを豊富に揃えているため、自社の業態にあったシステムを選ぶことができるでしょう。
出典:クラウドトーマス「THOMASとは 」
導入時には現場訪問か、オンラインの導入支援サービスも用意されているため、初めての在庫管理システムの導入で不安な方は、利用を検討してみましょう。
出典:クラウドトーマス「導入支援・フロー」
ただし、クラウドトーマスはシステムの機能性や選択肢が充実していることから、比較的料金設定は高く、5アカウントまでの月額基本料金は最低でも9万円です。
導入支援サービスは別途20万円で、導入前の現地調査にも別途料金がかかる点に注意が必要です。
まずは無料の導入相談で、自社に合っているかどうか確認してみるのがおすすめです。
7-6-3. アシスト番長|受注・在庫・顧客管理のできる「EC受注一元管理システム」
出典:アシスト店長
アシスト店長は、各種モールや自社ECサイトの運営に特化した管理システムです。
アシスト店長を使うことで、複数のモールやサイトでの在庫管理だけでなく、受注~発送業務、顧客管理まで、全ての業務を一元化できます。
出典:アシスト店長「アシスト店長とは」
各店舗ごとに在庫数を振り分け、自動で反映するため、スムーズな在庫管理が可能です。
出典:アシスト店長「在庫管理」
顧客のフォローアップや分析機能も充実しているので、ECサイトの売上向上も目指せるでしょう。
ECの受注管理システムは、規模や機能によって様々な料金形態が取られていますが、一般的には「定額制」と「従量課金制」を選択できるものが多いです。
アシスト店長は、使いたい機能によってそれぞれ初期費用・月額費用が発生し、月額費用は受注件数によって変わる従量課金制が採用されています。
アシスト店長の料金プラン(一例) | |||
初期費用 | 月額費用① (受注件数が〜1,000件の場合) | 月額費用② (受注件数が〜3,000件の場合) | |
受注管理機能 | 50,000円 | 25,000円 | 65,000円 |
在庫管理機能 | 30,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
合計 | 80,000円 | 45,000円 | 85,000円 |
参考:アシスト店長「料金一覧」
複数のECサイトを運営していて、受注・在庫・顧客・発送業務の効率化を図りたい方は、一度アシスト店長へ問い合わせてみるのがおすすめです。
7-7. 【STEP7】オンプレミス型|システム開発会社を選ぶ
「7-4.【STEP4】在庫管理システムの種類を決める」で、オンプレミス型を選んだ場合、自社のサーバー上に、システムを構築する必要があります。
そのためにまずは、システムの開発会社を選定します。
システムの開発会社を選定するポイントは、以下2点です。
|
最も重視すべきポイントは、自社ニーズを全て満たせるかどうかです。
オンプレミス型で、多大なコストと時間をかけてシステム開発するからには、今ある課題を全て解決するのはもちろんのこと、自社ニーズを全て満たさなくては、意味がありません。
会社選定の際には、「7-2.【STEP2】自社の課題を整理する」でまとめた自社ニーズをクリアできるかどうかを、第一条件としましょう。
また、オンプレミス型の注意点として、導入・運用コストや手間、時間がかかる点が挙げられます。
オンプレミス型導入にかかる費用と時間の目安 | |
---|---|
導入費用 | 最低約300万円〜 |
運用費用 | 約10万円〜/年 |
導入にかかる時間 | 最短1ヶ月〜 |
そのため、オンプレミス型のシステム開発会社を選ぶ際には、最低3社以上の見積もりを取り、コストと開発期間に重きを置いて、比較・検討することをおすすめします。
そうしなければ、開発段階でコストが想定をはるかに超えた金額まで跳ね上がったり、開発期間が伸びて、社内体制に影響が出たりと、業務にまで悪影響を及ぼしかねません。
オンプレミス型のシステムを開発する場合、上記2点のポイントを押さえて、開発会社を選定しましょう。
8. 【第4の選択肢】課題整理からアフターフォローまで伴走する「スクラム29.8」
ここまで、以下3種類の在庫管理システムについて、解説してきました。
- パッケージ型…販売されているソフトを、PCにインストールして使う
- クラウド型…インターネット上のシステムを、契約して使う
- オンプレミス型…自社のサーバー上に、システムを構築する
いろいろ見てきた中で、どの種類が良さそうか、何となく目星は付きましたか?
在庫管理システムには、多種多様なサービスがあり、選択肢が尽きないという現実を知って、「大変そう…」と腰が引けてしまった方も多いのではないでしょうか。
実際、新しいシステムを入れるのには、5. 在庫管理システムを導入する3つのデメリットで取り上げたようにハードルもあります。
そこでおすすめなのが、「kintone」を活用した、クラウド型とオンプレミス型のいいとこどりを実現できる、システム開発サービス「スクラム29.8」です。
在庫管理システム 種類別比較表 | |||
---|---|---|---|
クラウド型 | スクラム29.8 | オンプレミス型 | |
導入・運用コスト | 比較的安い | 抑えられる | 非常に高い |
導入・運用にかかる 時間や手間 | あまりかからない | かかりにくい | 非常にかかる |
アクセス性 | 良い | 良い | まあまあ |
カスタマイズ性 | サービスによる | 非常に高い | 非常に高い |
セキュリティ | やや低い | 高い | 非常に高い |
比較表を見ると分かるように、「スクラム29.8」はクラウド型のコストの安さ、時間や手間のかからなさと、オンプレミス型のカスタマイズ性の高さの両方を備えたサービスです。
「スクラム29.8」を選ぶ、具体的なメリットは、以下3点です。
- 伴走型の対面開発でオーダーメイドなシステムをご提案
- コストは月29.8万円~/最低3ヶ月で開発完了
- 開発後を見越した、手厚いアフターフォロー
・伴走型の対面開発でオーダーメイドなシステムをご提案
1つ目のメリットは、伴走型で各社にとってベストなシステムを提案・開発できることです。
一般的に、中小企業のシステム開発成功率は50%だと言われています。
成功する会社が半分しかない原因は、自社の現状把握や課題の棚卸し、運用設計などの事前準備が足りていないからです。
しかし「スクラム29.8」では、丁寧なヒアリングの元、オーダーメイドでシステムの開発を行います。
ヒアリングにより、それぞれの会社の課題やニーズ、要望を1つひとつ掬い上げ、システム開発を進めるため、安心してシステム導入に取り組むことができます。
・コストは月29.8万円~/最低3ヶ月で開発完了
2つ目のメリットは、月々30~40万円程度のコストで、最低3ヶ月で開発が完了することです。
一般的に、クラウド型やオンプレミス型の在庫管理システムでは、導入時だけでなく、導入後も継続して運用コストがかかります。
在庫管理システム 導入・運用コストの相場 | ||
システムの種類 | 導入コスト | 運用コスト |
クラウド型 | 0円〜約10万円 | 数千円〜約5万円/月 |
オンプレミス型 | 約300万円〜 | 約10万円〜/月 |
しかし、「スクラム29.8」では、導入さえ完了してしまえば、その後の運用コストはkintoneのアカウント料金しか必要ありません。
・価格は全て税抜の金額です
・kintoneのアカウント料やプラグインは含まれておりません。お客様ご自身でご契約ください。
・ご訪問はコンサルタントの住所からの交通費の実費+宿泊費+日当50,000円/日が別途発生いたします。
3ヶ月プランの場合、総額124万7,400円(税込)のコストで、導入が完了します。
ずっと使い続ける限り圧倒的にコストパフォーマンスが高いのです。
・開発後を見越した、手厚いアフターフォロー
3つめのメリットは、開発完了後に役立つ、手厚いアフターフォローが用意されていることです。
前述したように、「スクラム29.8」では、最低3ヶ月でシステムの導入が完了します。
その後は自社でシステム運用する必要がありますが、それまでの伴走型開発の経験に加え、開発期間中に以下のフォローがなされるため、心配はいりません。
- 運用マニュアル作成
- 内製化に向けたレクチャー
業務の内製化を進めることで、運用コストはかからないにも関わらず、カスタマイズやブラッシュアップを継続して行うことができます。
常に自社ぴったりのシステムにアップデートし続けられるので、若い社員はもちろん、システムになじみの薄い年配の社員まで、簡単に使いこなすことができ、存分に活用できるでしょう。
中小企業の支援経験が豊富な専任コンサルタントが、60分間みっちり、システム導入についての相談をお受けしております。
デジタル化のお悩みなら、なんでもお気軽にご相談ください。
9. まとめ
在庫管理システムは、会社の商品や資材などの在庫情報を的確に把握し、管理するためのツールです。
在庫管理システムには、以下のような機能があります。
もし、自社の在庫管理に、以下のような問題が1つでもあるのなら、システムの導入を検討しましょう。
- 人的ミスが多い・欠品が多発している
- 作業の効率が悪く、煩雑な工程が多い
- 属人的な業務となっている
- 人によって作業方法が異なる
- 人手不足が恒常化している
- 余剰在庫がスペースを圧迫している
在庫管理システムを導入するまでの流れは、以下の図の通りです。
在庫管理のシステム化には、コストも手間も時間もかかります。
しかし、結局は在庫管理業務全体の効率化を進められるため、これまで在庫管理にかけていた手間や時間、コストを大幅に削減することができるでしょう。
Comment