
【この記事で分かること】
- 2024年M-1グランプリにおけるトム・ブラウンのネタ
- みちおが口にした「猟友会」とは何か
- 猟友会が北海道において果たす重要な役割
皆さん、お疲れさまです!こちらは、地方行政サミット事務局です!
本日は、2024年のM-1グランプリにおけるトム・ブラウンの漫才に登場した「猟友会」について取り上げて、お話をさせていただこうと思います。

まさかM-1のネタに「猟友会」という言葉が出てくるとは思わなかったにゃ。
漫才コンビ、トム・ブラウンとは
2024年のM-1グランプリ、出場順が最後となったトム・ブラウン。結成15年で、今年がM-1ラストイヤーとなるコンビでした。
トム・ブラウンは、左側(舞台下手)に立つ、長髪がトレードマークの布川ひろきと、右側(舞台上手)に立つ、スキンヘッドがトレードマークのみちおによる漫才コンビ。
オーソドックスな漫才というよりは、どちらかというとトリッキーな漫才をすることが彼らの芸風となっており、決して万人受けはしませんが、好きな人には徹底的に愛されるというスタイルが彼らのウリ。
コンビ名の「トム・ブラウン」は、野球マンガ「ペナントレースやまだたいちの奇蹟」に登場した、強肩の外国人選手「トム・ブラウン」からとられています。
そして、そんな2人は、ともに出身地が北海道だったりします。



この「出身地・北海道」が今回の話の布石になっているにゃ。
M-1決勝で大暴れ!
さて、そんなトム・ブラウンは、2024年、M-1グランプリの決勝戦に駒を進めます。
結成15年以内のコンビしか出場できないM-1グランプリにおいて、結成15年目となる今年は、まさにラストイヤー。最後のチャンスです。
そしてくじ引き(笑神籤・えみくじ)で決められた出演順は、なんと一番最後。M-1ラストイヤー、出演順は最後尾…満を持して、晴れの舞台へ上がるのですが…
そこで繰り出したのは、全く一般受けしない、相当にはっちゃけたネタでした。審査は見事に賛否両論が分かれ、残念ながら最終決戦に進出することはなく、トム・ブラウンのM-1グランプリは、ここで幕を下ろすことになります。



もっとも、この晴れ舞台でもなお普通の人たちに媚びないあたりが、トム・ブラウンらしくて、僕は好きなんですけどね!
ネタ中に登場した「猟友会」って?
ところで、この漫才中、みちおが突然発したこの言葉が、一部業界でちょっとした話題になります。



シカが出たから猟友会に電話しよう


かなりのハイテンションな中で、突然出てきたこの「猟友会」という言葉、地方部で暮らしている人にはピンときたでしょうが、都市部の人は「???」となったのではないでしょうか。
この「猟友会」とは何かというと、
のことです。
猟友会の全国組織として、「大日本猟友会」があり、その下に都道府県猟友会、さらに市町村を単位とする支部猟友会や地区猟友会が存在しています。
この猟友会に属するハンターたちが、最近話題となっているクマやシカ、イノシシといった有害鳥獣の駆除において、最前線で活躍しているのです。
北海道出身のトム・ブラウンにとっては身近な猟友会
さて、この漫才ネタを繰り出したトム・ブラウンは北海道出身。
そして、北海道といえば、ヒグマやエゾシカの被害に悩まされており、これが大きな社会問題になっています。



一方で、北海道ではイノシシの被害がどうやらないみたいなのにゃ。



イノシシは積雪に弱いので、北海道には生息していないんです。
折しも最近も、北海道猟友会が銃刀法違反にかかる法的リスクを理由に、ヒグマの駆除を断ることについて検討していることが報道されると、これが大きな話題となるなど、北海道猟友会は、地域の生活を守る上で非常に重要であることが、大きく知られることになりました。



一時はクマ駆除について一律拒否の話もあったみたいなのにゃが、最終的には警察との連携を前提に、各支部の判断に委ねることにしたみたいなのにゃ。



ヒグマと対峙するのは手練れのハンターであっても恐怖を感じるほどなのに、逮捕のリスクがある上に報酬も安いときているので、やってられない…という思いはあるんでしょうね。



北海道猟友会は、そういった課題意識を広く社会へ投げかける狙いもあったのかもしれないね。
今回、トム・ブラウンのみちおがネタ中に口にした「猟友会」は、漫才の中でふと発されただけの一言でしたので、多くの人…特に都市部の人はサクッとスルーしたかもしれません。
でも、北海道の人たち、そして他の有害鳥獣被害に悩まされている人たちにとってはとても身近で、そして重要な存在なのです。



秋田県のクマ立てこもり事案においても、猟友会が大活躍したのにゃ。


まとめ
以上、本日は、2024年M-1グランプリにおいてトム・ブラウンが口にした「猟友会」についてお話しさせていただきましたが、いかがだったでしょうか。
北海道出身のトム・ブラウンにとって、ヒグマやエゾシカによって人的被害や農作物への被害が生じる景色は、決して非日常ではありません。
そんな、野生の有害鳥獣被害に対して、危険を感じながらも敢然と対峙してくれる猟友会というのは、非常に心強く、道民の生活を守る上でなくてはならない存在です。
一方で猟友会は、危険に比して報酬が安いことや、銃刀法違反に起因する法的リスクなどがあり、昨今の高齢化も相まって、ハンターのなり手不足に悩まされている現状があります。
今回のトム・ブラウンの漫才ネタをきっかけに、北海道の猟友会に目を向けてくれる人が少しでもいれば、北海道出身のトム・ブラウンのM-1ラストイヤーに、思わぬ副次的効果が生まれるかもしれませんね。